病院で処方された体脂肪を減らす薬を使用できるのは、現在高度肥満の人のみと限定されています。
高度肥満とは、BMIが35以上で判断されます。
肥満症は、糖尿病や高脂血症、高血圧症などの合併症を引き起こしやすく、動脈硬化症の危険因子が重なり合い、結果的に狭心症や心筋梗塞、脳梗塞等になる確率が高くなってしまうので、すぐに治療を始めましょう。
実際に治療に用いられるものには、以下のような種類があります。
1つ目は、抗肥満薬(食欲抑制剤)「マジンドール」。
マジンドール(商品名サノレックス)だけが、現在日本で認可されている唯一の処方薬です。
そのため、高度肥満の患者には、保険適応されます。
食欲中枢の抑制と満腹中枢の刺激作用があり、投与期間が3か月以内と限定されていることからも分かるように、とても強力なものだと言えるでしょう。
2つ目は、抗肥満薬「オルリスタット」。
中枢神経系に作用しない肥満治療薬で、食欲を抑制することはできません。
腸内リパーゼに作用し、腸管からの脂肪吸収を阻害します。
3つめは、糖尿病薬「メトフォルミン」。
これらは少なからず副作用が出てしまったり、併用できない薬品があったりするため、とても注意が必要です。
そこで、医師の適切な指示に従い服用することが大切なのです。
比較的安心して使用できる漢方にも、体脂肪を減らすものがあります。
高度肥満とまではいかないけれど、少し太り気味で脂肪を減らしたい方は、そちらを検討してみてはいかがでしょうか。
「防風通聖散」(ボウフウツウショウサン)が代表的なものとして挙げられます。
脂肪を分解・燃焼させる効果があるようです。
また、大黄が含まれていて、便秘を改善する効果が大きいと言われます。
この成分が含まれたクラシエ薬品「コッコアポS錠」、小林製薬「ナイシトール」などの商品が一般に販売されています。
ただし、これも有酸素運動や筋トレ、また、食事の改善と並行してこそ効果が出てきます。
飲んだだけで脂肪が劇的に減っていく訳ではありません。
サプリメントと違い飲み続けることができない薬は、その効能効果を補助的に使いながら、健康的な生活スタイルを手に入れていきましょう。